こんにちは!結月です!
FXでトレードを行うためには通貨ペアを選択する必要があります。選択した通貨ペアによってスプレッドの大きさやチャートの動き方が異なるなどそれぞれ特徴があります。今回は通貨ペアの選び方と特徴について解説します。
通貨ペアとは?
FXでは「通貨ペア」を選んで売買を行う(例:USD/JPY, EUR/USD)。
通貨ペアは「基軸通貨(左側)」と「決済通貨(右側)」で構成される。
例:「USD/JPY(ドル円)」→ 1ドルが何円かを表す。
例:「EUR/USD(ユーロドル)」→ 1ユーロが何ドルかを表す。
通貨ペアの種類と特徴
①メジャー通貨ペア(流動性が高く取引量が多い)
USD/JPY(ドル円)
特徴:日本人トレーダーに最も人気。
メリット:スプレッドが狭く、値動きが安定しており初心者向け。
デメリット:大きなトレンドが出にくく、利益を伸ばしにくい。
EUR/USD(ユーロドル)
特徴:世界で最も取引量が多い通貨ペア。
メリット:スプレッドが狭く、トレンドが発生しやすい。
デメリット:経済指標の影響を受けやすい(ECBや米国雇用統計)。
GBP/USD(ポンドドル)
特徴:値動きが激しく、ボラティリティ(価格変動性)が高い。
メリット:短期トレードに向いている。
デメリット:変動が大きく、初心者には難しい。
USD/CHF(ドルスイス)
特徴:「安全通貨」として有名。リスクオフ時に買われやすい。
メリット:トレンドがわかりやすい。
デメリット:値動きが小さく、大きな利益を狙いにくい。
②クロス円通貨ペア(円絡みの通貨ペア)
EUR/JPY(ユーロ円)
特徴:ユーロと円の組み合わせで、トレンドが出やすい。
メリット:比較的安定した動きをする。
デメリット:欧州と日本の経済指標の影響を受けやすい。
GBP/JPY(ポンド円)
特徴:値動きが非常に激しい「殺人通貨」とも呼ばれる。
メリット:短期間で大きな利益を狙える。
デメリット:急激な変動が多く、初心者にはリスクが高い。
AUD/JPY(豪ドル円)
特徴:日本とオーストラリアの経済に影響される。
メリット:スワップポイント(金利差)を狙える。
デメリット:豪州の経済指標や中国の動向に影響を受けやすい。
③エキゾチック通貨ペア(流動性が低くリスクが高い)
USD/ZAR(ドル南アフリカランド)
特徴:高金利通貨としてスワップ狙いのトレードが多い。
メリット:金利差が大きくスワップポイントが高い。
デメリット:値動きが荒く、スプレッドが広い。
TRY/JPY(トルコリラ円)
特徴:スワップポイントが高いが長期的に下落しやすい。
メリット:高金利でスワップ投資向き。
デメリット:政治リスクやインフレの影響を受けやすい。
通貨ペアの選び方(初心者向けの基準)
①スプレッドが狭い通貨ペアを選ぶ
取引コストを抑えるために、USD/JPYやEUR/USDなど流動性が高い通貨を選ぶ。
②値動きが安定している通貨を選ぶ
初心者は急激な値動きに対応しにくいので、GBP/JPYなどの激しい通貨は避ける。
③トレードスタイルに合った通貨を選ぶ
スキャルピングならスプレッドが狭いUSD/JPYやEUR/USD。
デイトレードならトレンドが発生しやすいEUR/USDやEUR/JPY。
長期投資ならスワップポイントが高いAUD/JPYやTRY/JPY。
④経済指標や政治リスクの影響を考慮する
米ドル関連(USD/JPY, EUR/USD)はFOMCや米国雇用統計の影響を受ける。
ポンド(GBP/USD, GBP/JPY)は英中銀の政策金利やブレグジットの影響を受けやすい。
まとめ
・初心者におすすめの通貨ペア:USD/JPY, EUR/USD(流動性が高く、スプレッドが狭い)
・中級者向けの通貨ペア:EUR/JPY, AUD/JPY(値動きが比較的穏やかでトレンドが出やすい)
・上級者向けの通貨ペア:GBP/JPY, GBP/USD(値動きが激しく短期トレード向き)
・スワップ狙いなら:AUD/JPY, TRY/JPY(長期保有向き)
自分のトレードスタイルに合った通貨ペアを選び、FXの勝率を高めていきましょう!


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