こんにちは!結月です。
FXのトレードスタイルは結月のような裁量トレードで売買を行う他に、あらかじめ設定したルールに基づいて、システムが自動的に売買を行う自動売買(EA)というやり方があります。今回はそれぞれのトレード方法や特徴についてわかりやすく解説します。
自動売買(EA)とは?【プログラムがトレードを代行】
EAはExpert Advisorの略称。
MT4やMT5などの取引プラットフォームで動作する、自動売買プログラム。
あらかじめ設定されたルールに基づき、売買を自動で行う。
人間の感情に左右されず、機械的にトレードが実行される。
自動売買のメリット
・24時間市場を監視し、チャンスを逃さずにエントリー・決済ができる。
・感情による判断ミスを防ぎ、ルール通りのトレードが可能。
・事前にバックテスト(過去データを使った検証)ができるため、期待値を把握しやすい。
自動売買のデメリット
・相場の急変に対応しづらく、大きなトレンド転換時に損失が発生する可能性がある。
・EAの設定や調整に専門知識が必要で、完全放置では安定した運用が難しい。
・高性能なEAは有料で販売されていることが多く、詐欺的な商品も存在する。
・初心者や素人ではEAのロジックやトレード戦略を作ることができず、結局は裁量トレードの知識と技術が必要になる。
具体例:EAを活用したトレード
MT4でEAを設定し、「移動平均線クロス戦略」を組み込む。
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けしたら買いエントリー、下抜けしたら売りエントリー を行う。
システムが自動でエントリーと決済を行い、24時間休まずにトレードを継続。
ただし、相場がレンジ相場になるとダマし(エントリー後すぐに反転)が増え、損失が出る可能性もある。
裁量トレードとは?【自分で相場を分析し、判断してトレード】
自分で相場を分析し、売買の判断を下すトレード方法。
チャート分析、ファンダメンタルズ分析、トレード戦略などを駆使して取引を行う。
感覚や経験に基づく判断も必要となるため、スキルの向上が求められる。
裁量トレードのメリット
・相場の状況に応じて柔軟に対応できる。
・経験を積むことでスキルが向上し、自分の判断で利益を狙えるようになる。
・EAでは対応しづらい急変動やファンダメンタルズ要因(経済指標・要人発言など)に対応できる。
裁量トレードのデメリット
・メンタルの影響を受けやすく、感情的なトレードをしてしまう可能性がある。
・24時間監視するのは難しく、チャンスを逃すこともある。
・相場の読みが外れると、大きな損失を出すこともある。
具体例:裁量トレードでのトレード判断
ドル円のレートが 150.00円 で推移しており、過去のチャートから150.50円が強いレジスタンス(抵抗線)になっていると判断。
150.50円で反転する可能性が高い と予測し、売りのエントリーを行う。
予想通り反落し、149.80円まで下落したため決済し、+20pipsの利益を獲得。
しかし、相場が急騰し150.60円を超えてしまうと損失になり、適切な損切りが必要となる。
自動売買(EA)と裁量トレードの違い【比較表】
項目 | 自動売買(EA) | 裁量トレード |
売買の判断 | プログラムが自動で実行 | トレーダー自身が判断 |
感情の影響 | なし(ルール通りに売買) | あり(メンタル次第で判断が変わる) |
24時間トレード | 可能 | 不可能(人間は休憩が必要) |
環境変化への対応 | 事前設定次第 | 柔軟に対応可能 |
学習コスト | プログラムの知識が必要 | 相場分析・トレード技術を磨く必要あり |
コスト | EAの購入費・VPS利用料など | ほぼ無料(取引手数料のみ) |
メリット | ルール通りの売買、感情を排除 | 柔軟な対応が可能、スキルが向上 |
デメリット | 相場急変に弱い、設定が必要 | メンタルの影響、トレードに時間がかかる |
どちらを選ぶべきか?【結論】
FXで安定して稼ぐためには、最終的に裁量トレードの技術を身に付け、自立するのがおすすめです。
長期的に勝ち続けるためには、自分で相場を分析し、適切な判断ができる力を養うことが重要です。また、初心者や素人ではEAのロジックを作ることができないため、結局は裁量トレーダーとしてのスキルを磨くことが必要になってきます。
FXでしっかり稼ぎたいという人はトレード技術を磨き、裁量トレーダーとして自立できるように学びを深めていく事をお勧めします!


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