FX初心者向け解説 基本的な仕組みをわかりやすく解説

基礎知識

こんにちは!結月です!

前回の記事ではFXの魅力と代表的な特徴についてお伝えしました。
魅力は分かったけど、じゃあ具体的にFXってどうやって稼ぐことができるの?ロングやショートって何?という疑問に今回は少し踏み込んでみたいと思います。

FXとは?どうやって稼ぐの?

FXは「Foreign Exchange」の略で、正式名称は「外国為替証拠金取引」と言います。
異なる国の通貨を売買し、その価格変動を利用して利益を狙う投資方法です。FXの最大の特徴は「売り(ショート)」と「買い(ロング)」のどちらでも利益を得るチャンスがあることです。そのため、株式投資のように「価格が上がらないと儲からない」というわけではなく、相場が上がっても下がっても利益を狙える投資方法です。

売りと買いの基本的な仕組み

狙った通貨が高くなるのか、安くなるのかを判断し、「買い」または「売り」の注文を行います。
 「買い(ロング)」 :安い時に買い、高くなったら売ることで利益を得る。
 「売り(ショート)」:高い時に売り、安くなったら買い戻すことで利益を得る。
例えば、1ドル=140円の時に買い、1ドル=145円で売れば5円の利益になります。逆に、1ドル=140円で売り、1ドル=135円で買い戻せば5円の利益になります。

利益が生じる理由

為替市場は世界中の投資家や企業、政府の取引によって常に変動しています。そのため、通貨の価値は刻一刻と変わり、その変動を利用して利益を狙うのがFXの基本です。
例えば、アメリカの経済指標が好調ならドルの価値が上がりやすくなり、日本円に対してドル高となります。この流れを読んで「ドルを買い、円を売る」という戦略を取ることで、価格が上昇したときに利益を得ることができます。
また、逆に「売り」から入ることも可能です。例えば、世界的にリスクが高まると投資家が安全資産である円を買う傾向が強まるため、ドル安・円高になりやすいです。このとき「ドルを売って円を買う」ことで、円高が進めば利益になります。

損失が生じる理由

FXでは、相場が予想と逆の方向に動くと損失が発生します。
例えば、1ドル=140円で買ったのに、1ドル=135円に下がってしまうと5円の損失になります。
逆に、1ドル=140円で売ったのに、1ドル=145円に上がってしまうと5円の損失となります。
また、FXでは「レバレッジ」を利用して少ない資金で大きな取引が可能ですが、これにより利益だけでなく損失も拡大する可能性があるため、資金管理が非常に重要です。
レバレッジに関しては、また別の記事で詳しく解説していきたいと思います。

FXでは「通貨ペア」という形で取引を行う

例:USD/JPY(米ドル/日本円)、EUR/USD(ユーロ/米ドル)
通貨ペアは「基軸通貨(左側)」と「決済通貨(右側)」で構成されます。

「高い」「安い」の基本的な意味

「ドル高円安」:米ドルの価値が上がり、日本円の価値が下がることを指します。
  例:USD/JPYが110円 → 120円になった場合、ドル高円安
「ドル安円高」:米ドルの価値が下がり、日本円の価値が上がることを指します。
  例:USD/JPYが120円 → 110円になった場合、ドル安円高

為替の変動による影響

ドル高円安のときは、日本円を持っている人が米ドルを買うと、より多くの円が必要になります。
米国の輸入品が高くなり、日本の輸出企業にとって有利に働きます。
これに対して、ドル安円高のときは、日本円を持っている人が米ドルを買うと、少ない円で購入可能になります。
米国の輸入品が安くなり、日本の輸出企業にとって不利に働きます。

他の通貨ペアでも同じ考え方が適用可能

通貨の高い安い他の通貨ペアでも同じ考え方が適用されます。

例:EUR/USDが上昇 → 「ユーロ高ドル安」
例:GBP/JPYが下落 → 「ポンド安円高」

となります。

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