こんにちは！結月です。
FXでは、通貨を売買する際に「どの価格で」「どのように」注文を出すかを決める必要があります。注文方法を理解し、適切に使い分けることで、トレードの精度を上げることができます。これからFXを始めよう！と思っている方を対象に、覚えておくべき注文方法についてわかりやすく解説します。
成行注文（マーケットオーダー）
現在の市場価格で即座に注文を成立させる方法。
価格指定をせずに、その時のレートで売買を行うため、素早くポジションを持ちたいときに適している。
例:
現在のドル円が150.00円のとき、「すぐに買いたい」と思ったら成行で注文。約150.00円付近で約定する。
指値注文（リミットオーダー）
指定した価格以下で買い、または指定した価格以上で売る注文。
「この価格まで下がったら買いたい」「この価格まで上がったら売りたい」という場合に使う。
例:
現在のドル円が150.00円だが、「149.50円まで下がったら買いたい」場合、149.50円に指値注文を設定。
レートが149.50円になったときに自動的に買い注文が成立。
逆指値注文（ストップオーダー）
指定した価格以上で買い、または指定した価格以下で売る注文。
「この価格を超えたら買いたい」「この価格を下回ったら売りたい」という場合に使う。
損切り（ストップロス）や、ブレイクアウト狙いの注文に活用できる。
例:
現在のドル円が150.00円だが、「151.00円を超えたらさらに上がる可能性が高いので買いたい」と思ったら151.00円で逆指値注文を設定。
151.00円になった瞬間に買い注文が発動。
IFD注文（イフダン注文）
「新規注文」と「決済注文」をセットで出す方法。
新規注文が約定したら、自動的に決済注文が発動するため、放置でも利確・損切りが可能。
例:
現在のドル円が150.00円で、「149.50円で買って、151.00円で売りたい」場合、IFD注文を設定。
149.50円まで下がったら買い、151.00円まで上がったら決済売り。
OCO注文（オーシーオー注文）
「2つの決済注文」を同時に出し、どちらかが成立したらもう一方がキャンセルされる注文方法。
「利確と損切りを同時に設定」できるため、リスク管理に最適。
例:
現在のドル円が150.00円で買いポジションを持っているとする。
「151.00円になったら利確したい（指値注文）」＋「149.00円になったら損切りしたい（逆指値注文）」をOCOで設定。
どちらかの条件が満たされると、もう片方の注文が自動キャンセル。
IFO注文（イフダンOCO注文）
IFDとOCOを組み合わせた注文方法。
新規注文＋OCOの決済注文を同時に設定することで、エントリーから決済までを自動化できる。
例:
現在のドル円が150.00円で、「149.50円まで下がったら買い、151.00円で利確、149.00円で損切り」を一度に設定できる。
まとめ
成行注文 → 今すぐ売買したいときに便利だが、スリッページに注意。
指値注文 → 希望価格で売買できるが、注文が約定しないリスクがある。
逆指値注文 → 損切りやブレイクアウト狙いに使えるが、予期せぬ価格変動に注意。
初心者がFXの注文方法を活用するには、まず「成行・指値・逆指値」の基本3つを理解し、その後「IFD・OCO・IFO」を覚えるとスムーズです。適切な注文方法を選び、リスク管理を徹底しながらトレードを行いましょう。
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